ホルモンとは何でしょう?
生体の内分泌器官より分泌され、
私たちの体内には体温や血圧、血糖値など、
それらを調整するためにホルモンが脳の視床下部や下垂体、 甲状腺、
副腎、すい臓、女性では卵巣、 男性では精巣から分泌され、
血液を介して全身を巡り、 臓器や器官の調整を行っています。
月経痛、PMS、子宮筋腫、乳がんなど、 女性特有の病気や健康問題は、
ホルモンが不足するとさまざまなトラブルが・・・
■プロゲステロン(黄体ホルモン)
【働き】
プロゲステロンは妊娠、出産に関与するホルモンで、
また体温や炎症、筋肉の機能、免疫システムの活動、性的衝動、
【不足すると】
ほてり、寝汗、不眠、うつ、顎関節の問題、偏頭痛、子宮筋腫、
■甲状腺ホルモン
【働き】
甲状腺は首の前方、咽頭の下に位置しており、
甲状腺ホルモンは代謝を調整し、体温の維持をサポートし、
甲状腺機能の低下は圧倒的に女性に多くみられます。
【不足すると】
倦怠感、低体温、無月経、脳卒中、心臓発作のリスクが増します。
■エストロゲン(卵胞ホルモン)
【働き】
エストロゲンは卵胞の準備をするホルモンで、 女性的な性徴を発育させ、
発達させる役割があり、 また骨の健康に極めて重要で、
【不足すると】
抜け毛、薄爪、骨粗しょう症、骨量減少、月経過少、 歯や歯茎の悪化、
膣の乾燥、大腸がんのリスクが増します。
■テストステロン
【働き】
テストステロンは一般的に男性特有のホルモンと考えられています が、
男性により有効に働きかけると同時に、 女性にも微量に存在し、
多くの重要な機能を果たします。
テストステロンは骨を健康にするサポートをし、 脂肪の少ない筋肉の増加を促し、
性的衝動に影響を与え、 全般的に女性の健康をサポートしています。
【不足すると】
ドライアイ、ドライマウス、膣の乾燥、性欲減退、筋肉疲労、 筋肉量の低下、
動脈硬化、うつのリスクが増します。